Chrester の商品はデザイン性に優れているだけではなく、技術にもこだわりを持っています。
前回「こだわりの技術-1」では、以下の3点をご紹介しましたが、今回はさらなる こだわりの技術をご紹介します。
(前回、「こだわりの技術-1」でご紹介した内容)
①耐久性、暖房性に優れた【カーボンヒーター】を採用
②電気をムダなく、効率を極限まで高める内部反射板
③難燃性・耐熱性に優れた、PSE取得電線を採用
こだわりの技術-2
④ 優れた断熱性を発揮する、アルミニウム二重構造設計
前回②で説明しましたように、発熱体からの赤外線放射を前面に集中させるべく、様々なノウハウが込められています。しかし、反対にヒーターの背面側は、壁・天井などの取付面と非常に近い距離となるため、前面とは全く逆に「熱が出ないようにする」という工夫が必要になります。
Chrester の赤外線ヒーターは背面側に対してしっかりとした断熱性を持たせるために、筐体のアルミニウムが二重の構造となるように設計し、背面への発熱を最低限に抑えています。構造が複雑化するため、コストが上がってしまいますが、「安心して、使える」ための、Chrester ならではの設計となっています。
サーモグラフィによる撮影でも、背面側にはほとんど温度上昇が発生していないことがわかります。
二重構造のアルミニウム筐体
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サーモビューワーによる
背面部の温度上昇の様子
(周囲温度 約26℃ の場所で測定)
○部が 約29℃ のため、約3℃の上昇
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(実際の様子)
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⑤ 屋外使用を可能とする防水性能
Chrester の赤外線ヒーターは IP65 の保護性能(防水仕様)を持っています。
ここで、「保護性能」というものをかんたんに説明すると、2桁の数字の、前の数字(Chester の場合は “6”)は「防塵性能の等級」を示しており、0~6 までの等級があります。6が最も優れていますので、Chrester の赤外線ヒーターは、塵などの細かいゴミの機器内部への侵入を防ぐ十分な性能を有している、と言えます。
もう一つ、今回 特に取り上げたいのが、後の数字(Chrester の場合は “5”)が示す、「防水性能の等級」です。こちらは、1~8 までの等級に分類されており、最高等級の “8” は、水中で連続的使用することが前提となる機器に付与されます。Chrester の赤外線ヒーターは “5” となります。
“5” 等級は、噴流水に対する保護を規定しています。直径6.3mm の放水ノズルから放出される12.5リットル/毎分の水流(勢いが強いシャワーに近いです)を、あらゆる方向から、外皮表面積 1m2 あたり1分間、延べ3分間以上の散水を行い、機器の内部に浸水がないことを確認する、という規定になっており、すなわち、通常の雨の強さであれば、十分に防水性能を有している、ということが確認されているのです。
(注意:赤外線ヒーターは防水性能を持っていますが、雨天の際には二次災害を避けるために屋内に移動させるようにしてください。)